東京2020オリンピックの正式種目になったことで注目を浴びているスポーツクライミング。
先日、八王子で行われた「IFSC世界選手権2019」コンバインド(複合)では、男子は楢崎智亜(ならさき ともあ)選手が 優勝、女子は 野口啓代(のぐち あきよ)選手が準優勝で、それぞれオリンピック出場内定が決まりましたね。
コンバインドは、ボルダリング、リード(クライミング)、スピードの3種目の総合成績で順位が決まる競技です。各種目の順位を掛け算して、数値がより小さい選手が上位になります。3種目とも1位だったら、1×1×1=1ポイント! まさにNo.1ということになりますね~。
ほんの数年前まで超マイナーだったスポーツですが、オリンピック種目に採用されたこともあって、競技人口が増えてきているような気がします。特に、小学生とか、若年層が多くなってきている印象です。
我が家の子どもたちも例外ではありません! 中でも長男くんはベテランクライマー(*^^*)。小学校2年生からクライミングをはじめて、まもなく約10年になろうかという。
流行に疎い(うとい)方なんですけどww こればかりは、ブームの先取りでしたね~。ははははは。
実は、次男くんもクライマーです。長男くんがクライミングをはじめたとき、まだ幼稚園の年中さんでしたが、しばらく一緒にやっていました。
小学校に入ってサッカーをはじめて両立が難しくなったことから、1度クライミングを離れましたが、中学校に入って再びクライミングに戻ったんです! ちなみにサッカーは小学6年生のときに引退ww
どの程度本気でクライミングをやりたいのかよくわからなかったんですけど、中学生になってはじめた途端、やたら没頭しています。兄貴の背中を見ているせいでしょうか(^^)
6月に行われた県大会では、初出場でカテゴリー3位という快挙で、見事表彰台にのることができました~。(参考記事 → 未来のミライさまさま)
それに気を良くしたのか、「大会に出たい!大会に出たい!」と騒ぐので、THE NORTH FACE CUP 2020(ザ・ノース・フェイス・カップ2020)にエントリー。
THE NORTH FACE CUP( ザ・ノース・フェイス・カップ )とは?
THE NORTH FACE CUPは、国内最大規模のボルダリングの大会と言われており、全国各地で行われる予選会で上位になると、本戦に出場できるというシステムです。
本戦には、あの楢崎選手や野口選手など、世界大会で活躍する方々も参加するんですよ~。世界トップクラスですから、予選は免除。いきなり本戦からです(^^)
THE NORTH FACE CUPの予選はRound1~13まであり、北は北海道から、南は福岡まで、指定の会場で行われます。会場となるのはクライミングのジムで、東京が一番多いかな。
予選は一度に全 Round が行われるわけではなく、 Roundごとに会場と日程が異なります。13回にわたって予選が行われるというイメージですね。 そして、予選に参加できるのは、そのうちの1回のみ!Round1で予選落ちしたから、Round2に出よ~、というのはできません。
予選が行われる期間も、8月のRound1にはじまり、最終のRound13は来年の2月開催で、けっこうスパンが長いんです。秋頃のRoundなら、実家に近いジムがあったんですけど、次男くんが「1番早い予選会がいい!」というので、Round1にエントリーしてみました。
THE NORTH FACE CUP 2020 Round1はMABOOで開催! クライミング用語「完登」「一撃」とは?
Round1が行われたのは、武蔵村山市にあるクライミングジムMABOO(マーブー)です。
THE NORTH FACE CUPは 、予選・本戦とも、レベル別に「Division」と呼ばれるカテゴリーに分かれています。一番上のクラスが 「Division1」ですが、次男くんは 男子の1番下のクラス「Division5(2018年までFUNと呼ばれていました)」に参加。
ちなみにカテゴリーはそれぞれ男女別になっています(女子はDivision4まで)が、小学生の 3カテゴリー【U-8 (小学2年以下)/U-10 (小学3・4年)/ U-12 (小学5・6年)】は男子も女子も一緒です。
予選は全部で10課題あって、登れた課題数が多いほど上位になります。課題を登れるとは、ゴールのホールドを安定して保持できることで、このことを「完登(かんとう)する」といいます。
ちなみに、指定された課題をすべて登れれば、「全完登(ぜんかんとう)/全完(ぜんかん)」です!
さらに、一度で登れることを「一撃(いちげき)」というんですよ~(^^) 2回目で登れれば二撃(にげき)となりますww トライ数に応じて、「◯撃」という言い方をするみたいですよ~。
THE NORTH FACE CUP 2020 Round1の予選の内容
予選は「セッション方式」で行われました。制限時間(このときは60分)内に完登した課題数を競うもので、時間内あれば、何度でも課題にトライできるんです。このとき、各Divisionにエントリーしている参加者が一斉にスタートします。ちなみに次男くんの参加したDivision5は、25人出場していました。
つまり、ほかの参加者もいるので、トライしたい課題の列に並んで、順番待ちをしなければなりません。いかんせん、1人ずつしかトライできないので(*^^*) なので、セッション方式の場合は、順番待ちの時間を考慮して、できるだけ多くの課題を登れるように作戦を立てる必要もあるんです! 順番待ちが少ない課題からトライするとかですね。ただし、そういうのは難しい課題であることが多いです。
で、次男くんの結果ですが、、、3課題完登&2ボーナス(完登はできなかったのですが、2課題は「ZONE(ゾーン)」と呼ばれるボーナスホールドをつかんだので加点されます)で20位。残念ながら予選敗退となりました。本戦へ進めるのは、Division5では4名だけだったんです~。ちなみに、本戦へ進める人数は、参加人数によって異なります。
本戦に行きたい!と意気込んでいたのですが、厳しかったですね~。今まであまりやったことない課題がたくさんあったみたいですし、レベルも高かった気がします。
後で聞いた話ですが、 Round1のMABOO(マーブー)には、例年ツワモノが集まるのだとか。それは勝ち目ないな~(笑)というか、まだまだ次男くんの修行が足らないんです~。自分のレベルもよくわかったでしょうし、この反省をこれからに活かしてくれればいいです。
そして、、、とにかく暑かった(*_*; 夏の予選はやめよう。。。という結論に(笑)
予選会終了後 … 24時間テレビのチャリティランに遭遇
予選会が終わって早々に、私たちは帰路につくことに。そうそう、今回は、テスト前の長男くんをのぞく、次男くん、三男くん、パパ、私の4人で行ったんです。
入間IC方面に向かって車を走らせていると、沿道にまばらに人が集まっていました。なんだ?ポケモンGO?なんて最初は思っていたのですが、どうやら、何かが来るのを待っている様子。
( ゚д゚)ハッ! 24時間テレビのチャリティランかも!?
今年は4人の女性ランナーが駅伝方式でマラソンに挑戦でしたね!! なんとまたすごいタイミングで大会が重なったこと(*^^*)
時間的にも場所的にもしっくりきたので、進行方向をずっと目で追っていくと、オレンジっぽいTシャツを着て、ヘルメットにGoproみたいなのをつけて、マウンテンバイクに乗る人が出てきました。そしてその少し後には、白い帽子をかぶり、白いTシャツを着てマラソンする・・・
水トちゃん♪
時間的に、水トちゃんかな~?いとうあさこかな~?なんて話していたら、次男くんが「水トちゃんじゃん!」とそっこう気づいてましたww
私たちは水トちゃんが走っている方と反対側の道路を走っていたのですが、子どもたちが窓を開けて「がんばれ~!!」と叫ぶと、対向車が来ていなかったこともあって、声が届いたのか、こちらに顔を向けることはありませんでしたが、右手を振ってくれました。超いい人♪
すんごい暑くて、すんごいしんどかったと思います。でもちゃんと声援にこたえてくれるなんて、すんばらし~。じっとしているだけでも暑かったのに、ホントにスゴイ!!
ミーハーな次男くんは大興奮で、「(学校に提出する)日記に書こう!」と申しておりました。 THE NORTH FACE CUP よりも、水トちゃんに会ったことの方がインパクトが強かったのか、
「日記は、え~っと。今日は、クライミングの大会に行きました。その帰り道に、水卜アナウンサーがマラソンしていて、がんばれと声をかけたら、手を振ってくれました・・・」
とかって、日記に書く内容を考えておりました。
なんで、 THE NORTH FACE CUP を1行で終わらせる。。。(-_-;)
「学校の先生にも話そ~♪」とウキウキの次男くんでありました。